鶴見区子ども会育成連合協議会と人権研修を共催しました!
◆鶴見区子ども会育成連合協議会と人権研修を共催しました◆
-アクションプランの取り組みー
鶴見区アクションプラン推進委員会 子ども部会では、児童虐待についての啓発のため、児童虐待についての勉強会を開催しています。
今回は、鶴見区子ども会育成連合協議会で毎年行われている人権問題研修として、児童虐待についての勉強会を開催しました。
昨年も、児童虐待ということをテーマに取り上げ、鶴見区社会福祉協議会、鶴見区役所、鶴見区アクションプラン推進委員会としても共催というかたちで関わり、鶴見区役所の宮村医務主幹にお話いただきました。今年度は、昨年度に引き続き、児童虐待をテーマに取り上げ、講師にNPO法人児童虐待防止協会の藤本勝彦先生をお招きし、昨年度のような講義形式ではなくグループワークを取り入れた参加型の研修で理解を深めました。
今年度の研修会は、平成24年2月4日(土)の午後7時~9時まで鶴見区役所4階会議室で開催され、土曜日の夜にも関わらず、各校下の単位子ども会から、合計65人の方が参加され、熱心に意見を出し合いました。
まずは、鶴見区役所保健福祉課 子育て支援室の端野課長代理より、鶴見区の子育て支援室の取り組みについて簡単にお話いただきました。
次に、グループに分かれて、CCテストという技法を用いて、「虐待を受けた子どもは、0~3歳未満、3歳~学齢前児童、小学生、中学生以上と分ければ小学生が1番多い」「虐待を受けた子どもは危険な環境から守られるため、ほとんどが親から分離され、施設等に保護されている」などの20問の設問が正しいかどうかを考えました。
まずは、個人で答えを考え、その後、グループで1つの答えを考えました。話し合いの中では、
活発にいろいろな意見が出され、児童虐待の理解へとつながりました。みなさんから出された
意見については、報告書にまとめていますので、下記の報告書をご覧ください。
最後に、藤本先生より、話し合った問題についての解説の後、「子ども虐待を理解する」というテーマでお話をしていただきました。藤本先生からは、ご自身の児童養護施設や情緒障害児短期治療施設でご勤務されていたご経験から、「子ども虐待は子どもの心身にさまざまな影響を与える。施設に子どもを保護してケアするとなると膨大なお金がかかる。それでも、子どもの傷は癒えるかどうかは分からない。なので、まずは、子どもたちが立ち直れる程度・期間の間に虐待を発見することが必要。親のしんどさを受け止め、子ども虐待の予防に力を入れてほしい。」というメッセージが伝えられました。
参加した方からは、「重い内容の話なのに、皆さんと話ながら、楽しく意見が聞けてよかったです」「虐待はする側・される側、どちらも心や体に傷を残してしまう。まわりの大人が子どもたちを守らないといけないと思いました」「他人事ではないと思い、子どもに対する対応を考えさせられました」などの声が聞かれました。
◇報告書(CCテストのまとめ):鶴見区子ども会育成連合協議会 報告書
◇アンケート結果:鶴見区子ども会育成連合協議会 アンケート結果